黒スーツを1着持っているものの、「喪服っぽく見えないか」「就活生に見られないか」が気になって、ビジネスシーンではあまり着られていないという方は多いのではないでしょうか。
じつは、黒スーツが難しいと感じられがちなのは、シャツや小物の合わせ方に明確なルールがあるからです。ルールを知らないまま着てしまうと、意図せず喪服や就活用のリクルートスーツのような印象になってしまいます。
この記事では、黒スーツをビジネスで着る際の注意点から、喪服・就活生に見せないための鉄則、おすすめのシャツの色・柄、ネクタイや小物の選び方、シーン別のコーディネートまで徹底解説します。手持ちの黒スーツを活かしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
黒スーツは、ネイビーやグレーのスーツと比べてビジネスシーンでの扱いが少し特殊です。まずは、黒スーツがなぜ難しいと感じられやすいのか、4つの理由を押さえておきましょう。
黒無地のスーツは、冠婚葬祭で着用する礼服・喪服と色味が似ているため、着こなし次第でお悔やみの席の装いに見えてしまうことがあります。
黒のビジネススーツと黒のフォーマルスーツ(礼服)は、光沢感や生地の質感、シルエットやラペル形状も異なる別物です。ただし見た目の印象が近いこともあり、シャツやネクタイの選び方を工夫しないと、ビジネスの場でも喪服のような雰囲気になりやすい点に注意が必要です。黒スーツと喪服・礼服の違いについては、喪服と礼服の違いとは?黒のビジネススーツでの代用がNGな理由と葬儀マナーを徹底解説で詳しく解説しています。
白いレギュラーカラーシャツに黒無地のスーツを合わせると、いわゆる「リクルートスーツ」の印象が強くなります。とくに、無地のシャツとシンプルなネクタイの組み合わせは就活生の定番コーデと重なりやすいため注意が必要です。
黒は色そのものの主張が強いため、コーディネートに変化をつけにくい色でもあります。無地の黒スーツに定番の組み合わせを続けていると、単調な印象になりやすい点も難しさのひとつです。
黒はネイビーやグレーに比べて、色の主張や高級感、威圧感が強く出やすい色です。相手に与える印象が強い分、シャツや小物の合わせ方には明確なルールを持っておくことが大切です。黒スーツとダークスーツの違いについて詳しく知りたい方は、ダークスーツとは?着用シーンや着こなしのポイントを解説をご覧ください。

スタイリングが難しい黒スーツも、ルールを理解したうえでシャツやネクタイなどの小物を合わせれば、おしゃれに着こなすことができます。まずは押さえておきたい3つの基本ルールをご紹介します。
漆黒の無地は、フォーマル(礼服・喪服)の印象が強すぎます。ビジネスで着るなら、「シャドーストライプ」や「織柄(シャドーチェックなど)」が入ったものを選ぶのが鉄則です。さりげない柄が入ることで、無地よりも一段こなれた印象になります。
レギュラーカラー自体はビジネスの定番襟型です。ただし、黒無地スーツに「白無地×レギュラーカラー」という組み合わせを重ねると、一気にリクルート(就活)感が出てしまいます。柄入りのシャツを選んだり、襟元を少しゆとりのある「セミワイド」にしたりするだけで、こなれた印象に変わります。
白シャツに真っ赤や真っ青のネクタイを合わせると、面接に向かう就活生そのものの印象になってしまいます。また、シルバーや黒のネクタイもお悔やみ・お祝い事を連想させるため、ビジネスシーンでは避けたほうが無難です。
3つのルールを踏まえたうえで、黒スーツに実際に合わせやすいシャツの色・柄をご紹介します。
もっとも合わせやすい白シャツですが、普通の無地ではなく、襟と袖が白で身頃が柄になった「クレリックシャツ」や、うっすら柄の入ったものを選ぶことで、ビジネスらしいスマートさを演出できます。
黒が持つ威圧感や重さをもっとも綺麗に打ち消してくれるのが、サックスブルーです。誰でも取り入れやすく、一気に爽やかなビジネスパーソンの印象になります。黒とグラデーションになるライトグレーや、細めのストライプ柄シャツを合わせることで、胸元が悪目立ちせず、引き締まった男らしいモノトーンコーデが完成します。
グレーのストライプ柄シャツは、黒スーツとの相性がとくに良い選択肢です。同系色でまとめることでモノトーンの上品さが際立ち、無地シャツに飽きてきた方にもおすすめの組み合わせです。
ビジネスカジュアルが許容される環境であれば、あえてポロシャツでカジュアルダウンするのも選択肢のひとつです。黒のスーツの重たい印象が和らぎ、普段のオフィスワークにもぴったりな親しみやすい雰囲気を演出することができます。
黒スーツに合うシャツをチェック!
シャツの色・柄を決めたら、次はネクタイと小物です。合わせ方次第で、黒スーツの印象がさらに洗練されます。
チャコールグレーなどの同系色でシックにまとめるのが基本です。少しおしゃれ度を上げたいなら、黒と相性の良い「ブラウン(茶系)」や「ボルドー(ワインレッド)」などを差し色にするのがポイントです。
シューズやベルトを黒で統一するとシックにまとまりますが、全体が重くなりすぎることもあります。その場合は、バッグをトープ(グレーベージュ)やダークネイビーにして柔らかさを出すか、靴・ベルト自体をダークブラウン系で統一すると、おしゃれに着こなせます。
シャツ・ネクタイ・小物の選び方を押さえたら、実際のシーンに合わせたコーディネートを確認しておきましょう。

黒のスーツに、白シャツとブラウンのネクタイを組み合わせたコーディネート。
マットな質感とさりげないシャドーストライプが上品な落ち着きを演出し、信頼感やフォーマル感が求められる場面に相応しい着こなしとなっています。

黒のセットアップスーツにポロシャツを組み合わせたオフィスカジュアルコーデ。
ポロシャツで柔らかさを演出しつつ、タックインすることでビジネスに相応しいきちんと感もキープ。グレー系のポロシャツを選ぶことで、コーデ全体に統一感が生まれています。

黒のスーツにブルーのストライプシャツを合わせたコーディネート。
上品なベージュのネクタイが、パーティやカジュアルウェディングにぴったりな華やかさを演出しています。
ビジネスシーンでは基本的にNGです。カジュアルすぎる印象になるうえ、相手に威圧感を与えてしまうためです。黒シャツを楽しみたい場合は、アフターファイブや結婚式の二次会、パーティシーンに限定するのがおすすめです。
ビジネス用の黒スーツと、冠婚葬祭用の礼服(ブラックフォーマル)は別物として扱うのが基本です。ビジネススーツには光沢があるものも多く、フォーマルな場では代用が適さない場合があります。喪服・礼服との違いについては、喪服と礼服の違いとは?黒のビジネススーツでの代用がNGな理由と葬儀マナーを徹底解説で詳しく解説しています。
ビジネス向けには、上品な光沢のあるブロードやツイル素材が合わせやすいです。まず1枚持つなら、ブロード素材の白シャツかサックスブルーのシャツがもっとも汎用性が高いでしょう。
今回は、黒スーツの着こなしや合わせるシャツの選び方について解説しました。
スーツ・紳士服のはるやまでは、黒のスーツはもちろん、黒スーツに合うシャツを色・柄豊富に取り扱っています。なかでも、完全ノーアイロンの「i-shirt(アイシャツ)」は、洗濯後のアイロンがけが不要なうえ速乾性・ストレッチ性にも優れているため、ビジネスパーソンの日常使いにおすすめです。
黒スーツや合わせるワイシャツをお探しの方は、ぜひはるやま公式オンラインストアをチェックしてみてください。
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