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2024.06.25

秋のスーツをオシャレに着こなそう!選び方やコーディネートのコツを徹底解説!

秋のスーツをオシャレに着こなそう!選び方やコーディネートのコツを徹底解説!
秋のスーツをオシャレに着こなそう!選び方やコーディネートのコツを徹底解説!

徐々に過ごしやすくなる秋は「ファッションの秋」とも呼ばれるように、オシャレを楽しみやすい季節といえます。

スーツスタイルにおいても、シンプルになりがちな夏のコーディネートとは違った着こなしを楽しみたいという方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、秋のスーツをオシャレに着こなすポイントを紹介。秋におすすめのスーツの生地や色、デザインを解説するとともに、秋コーデで活躍するアイテムも紹介しているので、ぜひ参考してみてください。

そもそも季節によってスーツは使い分けるべき?

そもそも、季節によってスーツを使い分けるべきなのか疑問に感じている方もいらっしゃるかもしれません。

結論から述べると、スーツにも秋冬物や春夏物があり、季節に応じて使い分けるのが一般的です。秋冬用のスーツと春夏用のスーツでは、生地の素材や色柄の違いのほか、そのシーズンに応じた仕様・ディティールが取り入れられていることもあります。

また、スーツと合わせるアイテムを工夫することで、季節感があるコーディネートを楽しむことも可能です。

まずは、秋冬スーツと春夏スーツ、そしてオールシーズンスーツの特徴について確認していきましょう。

秋冬スーツの特徴

秋冬スーツには、厚手で温かみのある風合いの生地が用いられることが多いです。スーツの色に関しても、ネイビーやグレーなどの定番のカラーに加え、ブラウンやベージュなどの暖色系の色合いも人気です。

また、秋冬用のスーツは、春夏用のスーツに比べて生地自体が厚手で重量があるものが一般的。さらに、秋冬用のスーツは保温性を高めるため、ジャケットの内側に裏地がついている総裏仕様になっていることが多いです。

春夏スーツの特徴

春夏スーツでは、秋冬スーツに比べて通気性や軽量性を重視した生地が好まれます。色に関しても、定番色はもちろん、トーンが明るめで涼し気な印象の色合いも人気になります。

また、通気性や軽量性が重視される春夏用のスーツは、ジャケットの肩周りを除いて裏地が省かれている背抜仕様が採用される傾向にあります。

オールシーズンスーツ(3シーズンスーツ)の特徴

また、秋冬用や春夏用のスーツとは別に、オールシーズンスーツと呼ばれるスーツも存在します。暑さが厳しい夏はスーツを着用しないケースも多いため、夏を除いた春・秋・冬の「3シーズンスーツ」と呼ばれることもあります。

オールシーズンスーツは、盛夏を除き通年着用することができるスーツです。春夏用のスーツの通気性・軽量性や、秋冬用スーツの防寒性・保温性には及ばないものの、シーズンを問わず着用できる汎用性が魅力です。

秋におすすめのスーツの生地素材

では、秋におすすめのスーツの生地素材について見ていきましょう。

フランネル

フランネル生地
チョークストライプがあしらわれたフランネル生地(ダークブラウン)

秋におすすめのスーツの生地として、フランネルを挙げることができます。

フランネルとは起毛加工したウールの紡毛糸(ぼうもうし)を平織り・綾織りした毛織物のことで、別名「フラノ」とも呼ばれます。ふんわりとした肌ざわりと温かみのある雰囲気が特徴で、秋冬用の衣類に用いられることが多い生地です。

秋冬用のスーツにもフランネル生地が採用されていることが多く、秋のスーツスタイルにピッタリな生地だと言えるでしょう。

サキソニー

サキソニー生地
シンプルな無地のサキソニー生地(ネイビー)

サキソニーもまた、秋のスーツにおすすめの生地のひとつです。

サキソニーはフランネルとよく似た見た目ですが、フランネルが毛羽立った紡毛糸で織った生地であるのに対し、サキソニーは滑らかな梳毛糸で織ったものを起毛加工した生地という違いがあります。

フランネルよりも薄く柔らかい生地が特徴で、適度な保温性もあるため秋のスーツにもピッタリです。

ツイード

ツイード生地
伝統的なヘリンボーン柄のツイード生地(チャコールグレー)

秋のスーツの定番生地として、ツイードも挙げることができます。

ツイードは、紡毛糸を使って織られる厚手の生地で、肌ざわりは凹凸感がありザラっとしています。目の粗いざっくりとした生地は素朴で温かみがあり、ヘリンボーンやチェックといったクラシカルな柄が多いのも特徴です。

防寒性・保温性が優れていることに加え、親子三世代にわたって愛用できるとも言われる頑丈さを備えており、秋冬用のスーツの生地素材としても人気があります。

秋に取り入れたいスーツの色

次に、秋に取り入れたいスーツの色について見ていきましょう。

ブラウンなどの暖色系が人気

ブラウンなどの暖色系

秋におすすめのスーツのカラーとして、ブラウンやベージュなどの暖色系が挙げられます。

スーツに限らず、秋冬物のアイテムにはブラウンやベージュなどが用いられることは多いですが、スーツにおいても同様です。

ブラウンやベージュなどのスーツは暖かみを感じさせ、秋らしい柔らかく落ち着いた雰囲気を演出することができるでしょう。

定番のネイビー系は秋にもおすすめ

定番のネイビー系

定番のネイビー系も秋におすすめのスーツの色です。

先述の通り、秋はスーツ以外のアイテムにもブラウンなどの暖色系が多く用いられますが、ネイビーとブラウンやベージュは非常に好相性。イタリアではネイビーとブラウンの組み合わせは「アズーロ・エ・マローネ」と呼ばれ親しまれています。ネイビーのスーツにブラウン系のセーターやコート、小物類などを組み合わせることで、秋らしいコーディネートに仕上げることができるでしょう。

コートやセーターとも合わせやすいグレー系

グレー系

ネイビーと同様、定番色であるグレーのスーツもおすすめです。

モノトーン調のグレースーツであれば、暖色系はもちろん、それ以外の色とも相性がよく、合わせるアイテムを選びません。

グレースーツに合わせるセーターやコート、小物類を工夫することで、秋らしいコーディネートを楽しむことが可能です。

秋スーツで人気の柄・デザイン

次に、秋に人気のスーツの柄を見ていきましょう。

ヘリンボーン

チャコールグレー×ヘリンボーン柄
チャコールグレー×ヘリンボーン柄のセットアップジャケット

ヘリンボーン柄はブリティッシュスタイルのクラシックな柄で、秋のスーツにおすすめの柄のひとつです。

生地の織り方で模様が作られる「織り柄」であり、魚のニシン(herring)の骨(bone)が綺麗に並んでいるように見えることからヘリンボーンと名づけられました。柄が細かくなるほどフォーマルな印象になり、ビジネスシーンはもちろん、結婚式などのセレモニーやパーティにもおすすめです。

千鳥格子

チャコールグレー×千鳥格子柄
チャコールグレー×千鳥格子柄の上品な秋スーツ

千鳥格子柄もまた、秋のスーツにおすすめの柄です。

千鳥格子柄は、細かな格子柄が「千鳥が飛んでいる姿」のように見えることから名づけられたもので、英語では「ハウンドトゥース」と呼ばれます。

イギリスの伝統的な柄であり、千鳥格子柄のスーツはクラシカルな印象を演出することができます。

チェック

チャコールグレー×ウインドペン
チャコールグレー×ウインドペンのスーツ

定番のチェック柄も、秋のスーツにおすすめです。

ひと口にチェック柄といってもさまざまな種類が存在し、代表的なものとしては以下が挙げられます。

・ウインドペン…単色の細いラインで構成されるチェック柄。
・グレンチェック…千鳥格子とヘアラインストライプが組み合わさったチェック柄
・シャドーチェック…同色の織り柄で表現されるさりげないチェック柄

ストライプ

ネイビー×チョークストライプ
ネイビー×チョークストライプのスーツ

チェック柄と同様、メンズスーツの定番デザインであるストライプ柄も秋スーツにおすすめです。

ストライプ柄にもいくつか種類が存在しますが、代表的なものとしては以下を挙げることができます。

・ピンストライプ…小さな点が連続した細い線で構成されるストライプ柄
・シャドーストライプ…織り柄で表現され、光の当たり方でうっすらと浮かび上がるストライプ柄
・ペンシルストライプ…鉛筆で描いたような細い縞模様のストライプ柄
・チョークストライプ…チョークで線を引いたように、線幅がやや広くて輪郭が少しぼやけた印象のストライプ柄

秋のスーツコーデで活躍するアイテム

高温多湿な日本の夏は、ジャケットを羽織るのも億劫になりがちで、コーディネートもシンプルになりやすい傾向があります。

その点、気温が下がり始める秋は、スーツに合わせるアイテムの幅が広がり、季節感のあるコーディネートを楽しむことができます。

次は、秋のスーツコーデで取り入れたいアイテムをご紹介します。

ベスト

秋におすすめのスリーピーススーツ
ベストを着用していれば、ジャケットを脱いだ時もカッチリとした印象に

秋は日中と朝晩で寒暖差が大きいことも珍しくなく、1日のなかでもジャケットだけでは少し肌寒く感じたり、反対にジャケットを羽織っていると少し暑く感じたりするときがあります。

そこでおすすめなのが、いつものスーツスタイルにベストを取り入れたスタイル。なかでも、ジャケット・パンツと同じ生地で仕立てられたベストを加えたスリーピーススーツはいかがでしょう。近年はクラシック回帰の流れもあり、スリーピーススーツの人気が高まりつつあります。クラシカルな印象で、寒暖差が激しい秋冬の気温にも対応しやすいスリーピーススーツを取り入れてみてはいかがでしょうか。

セーター・カーディガン

ネイビーのジャケットと秋らしいバーガンディー色のカーディガン
ネイビーのジャケットに秋らしいバーガンディー色のカーディガンを合わせた秋コーデ

秋のスーツスタイルにおすすめのアイテムとして、セーターやカーディガンも挙げることができます。

袖があるぶんベストよりも防寒性に優れているだけでなく、ベストとはまた違った雰囲気を楽しむことができます。

スーツに合わせるセーター・カーディガンを選ぶ際は、ゲージに注目してみましょう。ゲージには目の細かいハイゲージ、目が粗いローゲージ、中間のミドルゲージがありますが、スーツに合わせるのであればハイゲージのものがおすすめ。反対に、ローゲージのセーター・カーディガンはザックリとした生地でカジュアル感が強く、ジャケットの下に着ると着膨れして見えてしまうため注意が必要です。

コート

秋におすすめのスーツ×コートのコーディネート
(左)ネイビーのスーツに同系色のセミトレンチコートを合わせたコーデ
(右)ネイビーのスーツにブラウンのチェスターコートを合わせたコーデ

秋が深まり冬に近づいてくると、セーターやベストだけでは寒いと感じてくることもあるでしょう。そのような場合は、スーツスタイルにコートを羽織ってみてはいかがでしょうか。

スーツとの相性が良い定番コートとしては、チェスターコートやトレンチコート、ステンカラーコートなどが挙げられます。反対に、モッズコートやダッフルコート、ダウンコートなどはカジュアルな印象が強く、スーツに合わせるとややチグハグな印象になってしまう可能性があります。

またコートの色については、スーツと同系色のコートを合わせるのも良いですし、ネイビーのスーツにブラウンのコートといった具合に、スーツの色を軸にバランスの良いコートの色を選んでみましょう。

まとめ

今回は、秋のスーツ選びやコーディネートのコツについて解説しました。

スーツも季節に応じて使い分けるのが一般的であり、秋冬に適したスーツが存在します。また、気温が下がり始める秋は、コーディネートがシンプルになりがちな夏に比べ、ベストやセーターなどを使った幅広い着こなしを楽しむことが可能です。

今回ご紹介した情報も参考に、秋のスーツをオシャレに着こなしましょう!

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