ワイシャツを購入する際、「形態安定」の表記があるシャツを見かけたことはありませんか?
なんとなく優れている気はするけど、
「形態安定ってなに?」
「普通のシャツとの違いは?」
と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、形態安定シャツの基礎知識やメリット・デメリットについて解説します。おすすめの形態安定シャツも紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
形態安定シャツとは、特殊加工を施すことで生地の形態を安定化させたシャツのことです。一般的なシャツよりも防しわ性に優れているため、アイロンをかけなくてもシワの少ない状態で着用できるのが特徴です。
また、アイロンをかける手間が不要なことから、「ノーアイロンシャツ」や「ノンアイロンシャツ」と呼ばれることもあります。
一般的なシャツとは異なる形態安定シャツには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
形態安定と形状記憶の違いは、登録商標かどうかです。形状記憶は株式会社東洋紡(以下、東洋紡)の登録商標であり、東洋紡の生地を使った商品にのみ使われます。一方の形態安定は、形態安定加工を施された商品に広く使われています。
一般的なシャツとは異なる形態安定シャツには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
形態安定シャツの最大のメリットは、アイロンがけが不要なことです。防しわ性に優れているため、洗濯後に干すだけで勝手にシワが伸びてくれます。
なお、シワになりにくさは形態安定性の等級によって異なります。なかでも洗濯後に全くシワが残らないとされるのは、「形態安定性5級のシャツ」です。
形態安定シャツの多くは、速乾性に優れた素材であるポリエステルを使用しています。そのため、一般的なワイシャツよりも早く乾くことが大きなメリットです。部屋干しであっても、その日の夜に干せば翌日の朝には乾くとされています。
スーツのジャケットは肩幅に合ったサイズを選ぶことが基本です。スラックスは、ウエストに手のひら一枚が入るくらいの余裕を持たせるとよいでしょう。
スーツのサイズが合っていないとだらしない印象を与えてしまので、注意が必要です。
ポリエステルを含む形態安定シャツには、メリットと同時にデメリットとなり得る特徴があるため把握しておくとよいでしょう。
ポリエステルが多く含まれる形態安定シャツは、毛玉が目立ちやすくなることがあります。
毛玉は生地と肌が擦れることによって生じますが、ポリエルテル自体が毛玉になりやすい繊維なので、余計に毛玉がつきやすくなってしまうのです。
ワイシャツの見た目においてとくに毛玉が気になるという方は、注意しておくとよいかもしれません。
ポリエステルは繊維の中に水分が入り込まないため、吸水性がほとんどありません。その分、ワイシャツの着用時に蒸れやすさを感じる方もいるようです。
しかし蒸れやすさの感じる方には個人差があるため、全ての人にとってデメリットになるわけでもありません。とくに蒸れが気になる方は、汗を吸収しやすい綿(コットン)を含んだ形態安定シャツを試すという手も検討しみるとよいでしょう。
今回は、形態安定シャツの基礎知識とメリット・デメリットについてご紹介しました。形態安定シャツは、アイロンがけ不要でシワを気にせず着用できるのが最大のメリット。
なかでも、洗濯後のシワがまったくない形態安定性5級のシャツがおすすめ。気になる方は、ぜひこの機会に試してみてはいかがでしょうか。
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